日本人人質3人、24時間以内に解放…中東TV (from YAHOO!ニュース)

快報に向かいそうですね。なによりです。
3人が無事に出てくるまではっきりとしたことは言えませんが、こういう結果になるような気がしていました。テログループの要求プロセスが中途半端なので、あまり本気ではないような気がしたのです。彼らは心から自衛隊の撤退を望んでいたのでしょうか? 本気であれば、3人も人質がいるのですから一人くらいすでに殺されていてもおかしくないような気がします。
第一、彼らが一番憎んでいるのは米兵なのだから、アメリカ政府に米兵の撤退を要求すればよかったのに。日本人をさらったからと言って、素直に日本政府に交渉して自衛隊撤退を要求する必要があったのでしょうか。仮に日本人の人質を使ってアメリカを脅迫した場合、アメリカは自国民以外は守る必要は無いと簡単に言えたでしょうか? いくらブッシュでも、すぐには回答できないんじゃないかと思います。そして、そのようにされた場合の方が、今回以上に日本政府はより混乱しただろうし、アメリカがたとえテログループの要求を突っぱねたとしても国際的な非難をより一層受けたでしょうし、日本が今後アメリカと距離を置く可能性だってあるかもしれません。
別に米兵撤退を要求しなくても、日本政府から身代金だって要求できたでしょうし、他の選択があったのに自衛隊撤退を要求して、それすらも実行されずに人質を解放するテロリストは中途半端だと思います。
ネット上で自作自演ではないかという意見が流れていますが、こういったことから私は頭から否定する気にはなれません。ただ、あまりにリスクが大きいのでほとんど違うと思っています。しかしそれでも、以下のような記事が出てくると、そんなことしてないですよね、と捕らわれた人たちに聞きたくなってしまいます。

【カイロ=嶋田昭浩】イラク邦人人質事件で、「サラヤ・ムジャヒディン戦士旅団)」を名乗る犯人グループと、人質となった北海道千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)との間に接点があった可能性が浮上した。
 先月設立されたとされるイラクの反米グループが、設立趣意書の中で「サラヤ・ムジャヒディン」との言葉を使用しており、一方で、高遠さん自身が事件前、このグループに近いとみられる抵抗組織の関係者と偶然出会ったことがあると語っていた。