Beatty

陽の沈んだデスバレーは本当に光を失った。これほど見渡しのいい場所なのに、これほど人工の光が無い場所と言うのはなんとも奇妙な感じがした。いつのまにか州境を越え、やがてBeattyへと到着した。街の規模は小さいが、いくつかの店が派手な電飾を輝かせていた。さすがカジノを公認している州である。こんな街でもカジノができるのだ。しかし、とりあえず腹ごしらえが先。レストランの表示があるお店に向かった。
入ったお店はレストラン兼カジノ兼ホテルをやっている店。24時間営業のようだ。お店に入りメニューを渡された。ところが注文をちっとも聞きに来ない。ウェイトレスを呼んでみたが、私は担当じゃないと言われた。どうなっているんだ? ずいぶん待ったが担当の人は来ない。隣の席の夫婦は怒ってしまった様でお店を出て行った。そして、40分待ってようやくウェイトレスのおばあさんが注文をとりに来た。私はステーキを注文した。注文をとったおばあさんはレジのような端末に向かい、それに注文を打ち込んでいく。担当じゃないと言ったウェイトレスはこれの使い方を知らなかったのだろうか? それにしても40分は待たせすぎだと思うぞ。やがて料理がやってくる。Iさんはスパゲティミートソースを頼んだのだが、スパゲティに加えてトーストが2枚皿に乗っていた。さすがアメリカだ、量が多いね。
食事後はモーテルにチェックインした。それから先ほどのレストラン兼カジノ兼ホテルに戻ってきた。もちろん目的はカ・ジ・ノ。しかし、日本のゲームセンターのメダルコーナーとあんまり変わらない雰囲気。一応、ディーラーがいてカードで勝負しているテーブルもあったが、ディーラーらしき人は2人しかいない。まぁ、小さな街の小さなカジノだから、そんなもんなんだろう。
最初は2セントのスロットをやってみたが、微妙に減ったり増えたりを繰り返して、最終的に負けて終わった。それから他のゲームをやってみるが当たりはこないまま、最後に25セントのスロットに5ドルをつぎ込んだが2分で負けました。今日はきてない、と言うことでそれで終了。ギャンブルは向いてないという結論で(´Д`;)
旅も3日目、疲れがたまってきていたので爆睡した。