COWBOY BEBOP Session #10 - GANYMEDE ELEGY

カウボーイビバップ 第10話「ガニメデ慕情」
ひっ捕らえた賞金首を警察に渡すため、木星の衛星ガニメデに着陸しようとしていたビバップ号。その手続きのためにガニメデ警察と取ったコンタクトで通信相手として出てきたのは、ジェットが警察にいたころの同僚であったドネリーであった。ドネリーとの昔話を楽しむジェット。そして、ドネリーはジェットにとって思いがけない女性の名前を口にする──アリサ──彼女はかつてジェットと同棲していた女性であった。
ジェットが渋い。ジェット萌えーかつハンマーヘッド萌えー。この作品の一貫したテーマとして存在するのは「止まった時間」だと思うのだが、ジェットの止まっていた時間が動き出したと云うそんなお話。ガニメデの風景が、日本の地方の港町っぽいのが面白い。ああいう街は酒場もたいてい寂れているものだ。郷愁の象徴で、演歌をモチーフにした今回らしい演出。米国テレビ放送対応で修正が入ったところは特になさそうだった。

JET: I'll take care of this. You can go back.
SPIKE: You're not gonna let him get away, are you?
JET: When I was a cop, this is my beat. I'm the Black Dog. When I bite, I don't let go. I have no regret about her, but I'll settle this score on own turf.
SPIKE: Justice and duty, huh. All right.

日本語は以下の通り。

ジェット: 俺がやる。お前は戻れ。
スパイク: 見逃すつもりじゃあないだろうな。
ジェット:ここは俺が警官だった土地だぜ。喰らいついたら放さない。ブラックドッグだ。女に未練は無いが、このシマのけりは俺がつける。
スパイク: 浪花節だぜ、まったく。

浪花節」が「Justice and duty」。どういう意味があるんだろう? それと気になったのは、beatって(警官の)巡回区域って意味があるんだね。へぇ。意味を確かめるまで発音されているのがbeatだか何だかわからなかった。
上のセリフとは別に気になった単語。

  • loan shark: 消費者金融(業者)、高利貸し
  • Rip Van Winkle: (1) リップ・バン・ウィンクル(W.Irving 作『The Sketch Book』の主人公。20年間眠り続けた後で目覚めた) (2) 時代遅れの人