人名用漢字追加 「苺ちゃん」「牙君」などOKに (from asahi.com)

使える漢字が増えるのはいいことだと思いますよ。ただ、マイナスイメージの漢字はわざわざ増やさなくてもいいんじゃないですかね。

子どもの人権上、問題がありそうな字を除外することも検討した。しかし、常用漢字にある「殺」「狂」「汚」などは現在も使えることや、「『不死』『癌克服』など他の字との組み合わせで意味が変わることもある」などの意見もあり、親の常識にゆだねることにした。その結果、「淫、怨、怯、厭、妾、垢、廓、骸」などマイナスイメージが強い字も含まれている。

『癌克服』って何て読むんだよ(´Д`;) ってゆーか、生まれた赤ちゃん、ガンになる前から「癌克服」って名前付ける親なんていねえよ*1
常用平易な漢字を増やすらしいですけど、癌、厭、廓って平易な漢字じゃないような気がするんですけどねえ。引用が逆転してしまうのですが、どうしてこういった漢字が制定されたかは以下のように説明されています。

かつては名に使われることを予想しなかった字の要望が多くなり、名前に対する好みの変化や国際化も踏まえ、今回は選定基準から「名に用いるふさわしさ」を初めて外し、「常用平易」の基準に限定した。選定作業では、文化庁が00年、385の書籍・雑誌に出てくる漢字の出現頻度を調べたデータをもとに、「過半数の読者が年1回以上目にした」とみられる字など578字を選んだ。

なるほど、文化庁は「淫」「妾」「廓」の頻出度が高い書籍や雑誌を調査したんですね。どんな本を調べたんでしょう(´-`)
まぁいずれにしろ、これでジブリファンで「耳をすませば」に感動した人が子供に「雫」と名づけたり、格ゲーファンでKOFシリーズを愛する人が子供に「庵」と名づけたり、冨樫義博ファンで幽遊白書がバイブルだと言う人が子供に「骸」と名づけたり、楽しい世の中になりそうですね(´∀`)

*1:改名の可能性を考えてるのかもしれないけど、それでもひどい例えだなぁ