Ghost in the Shell 2 - Innocence

ちょっと前に、ValleyFair*1のDVDショップで見かけたので買っておいたのを今日になって見た。値引きされていて19.99ドル*2で購入。最初見つけたとき、パッケージのデザインがあまりにも怖い*3ので、贋物かと思ったよ。こういうので売り出しちゃうアメリカ人のセンスが分からん。
Amazon.comを見るとアメリカではとんでもなく評価が低いことがわかりますね。どうやら映画の内容について評価が低いのではなく、DVDの評価が悪いみたいです。音声が日本語しかないのが最大の問題だと思うのですが、私は日本人なんで気にならなかったですよ(´∀`) あと、どうでもいいけど、こちらでは去年の年末に発売されたばっかりみたいですね。
作品を見た感想は、一言で言うと「趣味の世界」だなぁ。とにかく犬と人形を出しとけみたいな作品だった。CGによる微細を穿つような背景描写とかも趣味の一環。とにかく見所はそれら。趣味で作っているところをどれだけ楽しめるかがポイントだと思った。
ストーリーはぶっちゃけ前作を見てないと話が分からないでしょう、これ。ところどころで少佐のことを意識した台詞やら演出があるけれど、少佐が何者でバトーや公安9課とどういう関係にあったか知らないと面白くないもの。あと、眼を盗むとか、枝を張るとか、そもそも電脳とは何なのかとか、ここら辺のこの作品における常識を知っていないと何が起こっているのかさっぱりだ。これを攻殻機動隊2と言わずに「イノセンス」として売り出した鈴木敏夫プロデューサーは本当に商売人だと思った。
すごい映像表現力とは思ったけど、すごい作品とは思わなかった。

イノセンス スタンダード版 [DVD]

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