蟲師 第二話 「瞼の光」

今週も作画が良くて安心した(´∀`)
光を浴びると眼が痛むという病を患ってしまった少女の話。
感染を恐れた身内から遠ざけられ少女スイは、光の通らぬ分家の蔵の中での生活を強いられる。この蔵の中という闇の表現が今回の一つのポイント。今回、画面が黒いです。カラー意味ないよってくらい、前半は闇の中で話が進む。正直、輝度が低いテレビでのきついんじゃないかとか、余計な心配までしちゃったよ。原作ではそこまで暗かったイメージがないので、蔵の中の不気味さを際立たせる演出の意図があったのだと思う。そうなると、こういうときに欠かせないのが市松人形で、そのあたりも丁寧に描かれていたと思った。不気味といえば、今回のクライマックス。ムスカ風に言えば「目がぁ、目がぁ〜」と叫びたくなるようなシーンで、ひどく怖気を感じた。気色悪さに本気で鳥肌立ったよ。これは原作以上の破壊力で、アニメ化すごいよとか思った。
こういった不気味を経るからこそ、無彩色の少女が、最後の最後で色鮮やかな着物をまといながら微笑むところにカタルシスを覚えるのだろう。
ところで、話中で崎山香織土井美加のナレーションが突然入ったあたりでふと思い立ったのだが、ギンコを育てた「ぬい」の声は、彼女ではなかろうかと予想してみたり。あと、どうでもいいけど蔵と少女というと手塚治虫奇子を連想させるなぁ。蟲師の方は全くもってエロスはないですが。