ニューオーリンズ・トライアル

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ニューオーリンズの証券会社で銃の乱射事件が勃発。犯人は11人を殺害し、5人に重傷を負わせたのち自殺を遂げた。それから2年後、犯行に使われた銃の製造と販売責任をめぐり、犠牲者の未亡人のひとりが民事訴訟を起こした。訴えられたのは、大手の銃器メーカー。もしも彼らがこの裁判に負ければ、全米中で同様の訴訟の嵐が巻き起こるのは必至だ。絶対に勝たねばならない闘いを前に、被告側は伝説の陪審コンサルタントを雇い、評決の鍵を握る陪審員に対して裏工作を進める。その渦中で、暗躍を始める9番目の陪審員ニック・イースター。謎めいた過去を持つ彼は、ある目的を持って、今回の陪審団に潜り込んでいた。果たして、その目的とは何なのか? そして、原告・被告の双方に「陪審員売ります」のメモを送りつけたマーリーの正体とは? 全米中のマスコミが固唾を呑んで見守る中、いよいよ法廷を舞台にした熱いバトルの幕が上がる!

日本にはなじみのない陪審員制度と言うものがテンポの良いストーリーでわかりやすく見れた。まず陪審員を選出する段階から原告と被告の戦いは始まっており、駆け引きの面白さに魅了される。ニックが何者か、彼の目的は何なのか、そして法廷の行方は。そういった謎が明かされていく段階が非常に小気味よい。
この作品は素直に面白かったのでオススメ。