X-MEN ファイナル・ディシジョン

この前見たX-MEN2が思ったよりも面白かったので、公開中の3作目を出張の帰りに見てきた。
前作で伏線的になっていたところは、今回の話にきちんと組み込まれていたところは良かった。
爽快感で言うと、前2作の方が上だったような気がする。ストーリーに重度を置いたせいか、ミュータントの能力を生かしたアクションと言うのは、前作ほどの新鮮味はなかった。やっぱり前作のナイトクロウラーのインパクトが大きかったせいかなぁ。今回新たに出てきた中では、毛玉ことビーストがいい味を出していた。でかいけどインテリと言う風貌だけど、戦うときはやっぱり野獣。シンプルにしてスマートだった。一方でマグニートー側についたジャガーノートも肉弾型のキャラクタなので、今回は特に接近戦の多い戦いだった。だからって、ストームまで接近戦しなくてもなァ。
そのあたりのアクションとストーリーの比重が変わったのは、完結編だからというよりも監督が変わった影響もあるのかもしれない。よく知らないけど。
活躍するミュータントがいる一方で、前回ヘタレだったサイクロプスは今回はさらにヘタレっぷり磨きがかかっていた。サイクロプス、マジ哀れ。本気で同情したよ(´・ω・`)ショボーン あと、ローグやミスティークも今回は蚊帳の外でした。


今回の舞台。ミュータント能力を消し去る薬「キュア」を開発しているのが、かつて脱出不可能と言われたアルカトラズ島に作られた研究所。なので、今回はサンフランシスコの街並みが出てくる。ゴールデンゲートブリッジは何回か渡ったことがあるので、今回の衝撃シーンは見ていて面白かった。金門橋をよく再現できてるよ。VFXってすごいね。


最後まで見た感想。「決着を付けた」と言うよりはむしろ「始末した」というような完結編であったと思う。心残りみたいな、寂しさの方が強く残ってしまった。
でも、スタッフロールも終わった後のあのシーン。あれは続編を意図したものなのかな。意味深なシーンなので、映画を見に行くときは最後の最後まで座っているように。