ワイルダネス 第5巻
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6巻は、上司からの召還命令を無視して独断で捜査を継続させるDEA捜査官エノラと犯罪組織ゴールドスミス・ファミリーの殺し屋たちとの戦いがメインのお話。今回も、メキシコのアルバレス・ファミリーの構成員でエノラをサポートしているディーが八面六臂の大活躍。万能な働きを見せる彼にも綻びが生じるところが見所ですな。
サンデーGXの対談でも語られていたけど、この漫画は小悪党な人たちがいい味を出している。アルバレスさんとか、情報屋ギブスとか、エノラと行動を共にするLAの警官ローゼンマンとか。特にローゼンマンは邪魔者であるエノラの寝首を掻こうとしているので、作品の展開に常に緊張感が生じさせている。このあたりが普通のドタバタの作品とは違うところだと思う。
終盤で出てくるギブスもいい味を出していて、面倒ごとを避ける決断力の早さに度肝を抜かれたよ(´∀`)